不妊症の原因の中でも原因が不明なものの中に抗精子抗体によるものがあります。
本来抗体とは体内に入ってきた病原菌などの異物から守るためにつくられるものです。
この本来の役割が働かなくなり、体内にとって必要な物まで攻撃し、受け入れなくなってしまうものです。
精子に結合することにより運動能力や受精能力を奪ってしまう物質が免疫性因子です。
精子は血液に接触することにより抗体をつくり精子が動かなくなる免疫反応を起こすことがあります。
また女性の子宮内の頸管粘液に抗精子抗体ができている場合もあります。
女性に抗卵子抗体という抗体ができている場合も不妊に結びつきます。
これらが原因で不妊になる場合を免疫性不妊といい5パーセントから10パーセント程見られます。